« 万博 | Main | まだ、戦後だったらしい »

2005.05.13

世界の国

先週、六本木ヒルズへUnited Buddy Bearsというイベントを見に行った話は既に、当日の日記に書いたが、こういう、世界の色々な国の何かが一覧できるイベントを見るたびに、わたしたち(一般化していいのかどうか、ちょっと迷うものもあるが、おそらく、多くの日本人が認識に置いて大差ない、とここでは判断する)が知っていると思っている世界というのはごく限定されたものであることがよくわかる。

今回やってきたくま(バディベアー)たちを彩った芸術家たちは、ドイツと友好関係のある国連加盟国から一人ずつ選ばれたらしい。どういう基準かはわからないが(ちなみに日本のベアは白地に、書家が細い筆でふにゃふにゃと何かを書き付けた図柄であった、あれをもって日本を代表していると言っていいのかは疑問)、これがどうしてこの国を代表しているのかわからないというものとイメージ通りというものとあるが、どちらとも判断できないベアもたくさんたくさんいる。
つまり、国名を聞いても、それがどんな国かイメージできない国が非常に多いのだ。

色々な国を羅列したサイトを見る。
なんでもいいんだが、例えば外務省の世界の国一覧、字だけだとピンとこないから世界の国旗一覧でもいいや、これはまぁ地域ごとに分けてあるから、世界のどの部分にあるか位は見ただけでわかるが、六本木ヒルズのバディベアは国名のあいうえお順に並べてあったし、国々をアルファベット順に並べる場合も多い。
例えば、任意の国名を1つぱっとあげられて、その国の位置と(白地図のなかで正しい場所を塗りつぶせるか)、首都と、人種構成、主な使用言語、主な宗教、特産品、といった事項をぱっと言える確率はどの位だろう? 例えば大学入試で地理を選択して勉強中の学生なら、ある程度は答えられるだろうが(それも入試が終わって何年がたつと怪しそう...)、それ以外の人は、どの位? 上記の外務省のページには本日時点で日本を含め191の国が紹介されているが、わたしがある程度知識を持っている、と自分で思える国は3分の1にも満たないだろう...わたしってば社会科の教員免許まで持っている筈なのに。

世界は広い。
というか、わたしたちの知識の中に大きな暗黒大陸が横たわっている、と言うべきか。
心の中に、特定の方向への鎖国があるんだろうな、と思う。例えば知識として首都名だの使用言語だの言えたとしても、自分の中の何にもリンクされていない知識なら、それはある意味何の意味もない訳で。

バディベアのひとつひとつの図柄を見ながら、このベアを彩ったアーティストは何を考えていたんだろう、と考え、でもわからないままのベアがなんて多かったことだろう。
ちょっと途方に暮れる。

ユナイテッドバディベアの存在を知らしめさせてくれたぱぴちゃんのblog、FTP転送の日記からだとトラックバック出来ないので、今日のこの作文からトラックバックしておきます。

|

« 万博 | Main | まだ、戦後だったらしい »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/4957/4108604

Listed below are links to weblogs that reference 世界の国:

« 万博 | Main | まだ、戦後だったらしい »